住宅資金特別条項付個人再生を利用する場合には、住宅に関して以下の要件を満たす必要があります。

住宅に関する要件

①個人再生をする者が所有する建物であること

「建物」については、マンションの区分所有権も含まれます。
戸建て住宅であれば、「建物」を所有していることが必要であり、敷地のみを所有している場合には要件を満たしません。
「所有」については、民事再生(個人再生)をする者自身が単独所有している場合はもちろん、配偶者などと共有している場合も含まれます。

②個人再生をする者自身がその建物に居住していること

【要件を満たさないケース】
専ら事業用として使用しているケース
第三者に賃貸しており、個人再生をする者自身は別の所に居住しているケース
空家になっているケース

【要件を満たすケース】
個人再生をする者自身は単身赴任中で、家族が居住しているケース
現在は誰も居住していないが、将来的に個人再生をする者自身が居住することが明らかなケース

自宅兼店舗・自宅兼事務所・二世帯住宅の場合

自宅兼店舗・自宅兼事務所の場合には、床面積の2分の1以上に相当する部分について、個人再生をする者自身の住居として使用していることが必要です。

玄関や台所などが別々で物理的にそれぞれの住居が独立している二世帯住宅の場合には、個人再生をする者の居住部分が床面積の2分の1以上であることが要件となります。

以上に該当する建物が複数ある場合

個人再生をする者が所有する居住用建物が2つ以上ある場合には、主として居住している建物であることが要件です。

借金・債務整理に関するQ&A一覧

No ご質問
1 自己破産とは?
2 民事再生(個人再生)とは?
3 任意整理とは?
4 過払い金返還請求とは?
5 消滅時効とは?
6 自己破産の同時廃止事件とは?
7 自己破産の管財事件とは?
8 自己破産の同時廃止事件と管財事件はどのように振り分けられますか?
9 免責不許可事由とは?
10 借金の原因がギャンブルや浪費でも自己破産できますか?
11 子どもが学生時代に借り入れた奨学金について、社会人になった子ども自身が遅延なく返済を継続していますが、連帯保証人・保証人になっている自分がこれから自己破産をする場合に、奨学金の一括返済を求められたり、別の連帯保証人・保証人を立てることを求められたりすることはありませんか?
12 子どもが大学・専門学校に在学中で、奨学金を利用して毎月一定額を借り入れ、私が連帯保証人・保証人になっているのですが、私がこれから自己破産をする場合でも、奨学金の利用を継続することは可能でしょうか?
13 子どもが大学・専門学校への進学を控えており、奨学金を借りることを予定していますが、私がこれから自己破産をする場合には、私は連帯保証人・保証人にはなれないのでしょうか?
14 自己破産の管財事件では予納金はいくら用意しなければなりませんか?
15 自己破産をすればすべての財産を失ってしまいますか?
16 自由財産の拡張とは?
17 自由財産の拡張において99万円を超える財産はどのように取り扱われますか?
18 自己破産をすれば家族に知られてしまいますか?
19 自己破産をすれば職場に知られてしまいますか?
20 会社員が自己破産をしても今の会社で仕事を続けることはできますか?
21 個人事業主(自営業者)が自己破産をしても事業を続けることはできますか?
22 自己破産をすればすべての借金を免除されますか?
23 小規模個人再生とは?
24 給与所得者等再生とは?
25 小規模個人再生と給与所得者等再生ではどちらを選択するべきですか?
26 民事再生(個人再生)をすれば財産を失ってしまいますか?
27 民事再生(個人再生)をすれば返済の額や期間はどのようになりますか?
28 ローンで購入した住宅を維持したままの民事再生(個人再生)は可能ですか?
29 住宅資金特別条項付個人再生をする場合の住宅に関する決まりは?
30 住宅資金特別条項付個人再生をする場合の住宅ローンに関する決まりは?
31 住宅資金特別条項付個人再生をする場合に住宅ローンの支払も軽減できますか?
32 民事再生(個人再生)をすれば家族に知られてしまいますか?
33 民事再生(個人再生)をすれば職場に知られてしまいますか?
34 任意整理をすれば家族や職場に知られてしまいますか?
35 任意整理をすれば財産を失ってしまいますか?