任意整理のことが家族や職場に知られることは、基本的にはありません。

任意整理では、一部の債権者を除外して借金の整理をすることが可能です。
そのため、住宅ローンや自動車ローンはそのまま支払を継続し、その他の借金について任意整理をする形にすれば、自宅が競売にかけられたり、自動車が引き上げられたりする心配はありません。
家族や親族が保証人になっている借金があれば、その借金を除外して任意整理を行うことで、債権者から保証人へ請求が行くこともありません。
家族の財産や収入に関する情報の開示などを求められることもなければ、政府の刊行物である「官報」に住所や氏名が掲載されることもありません。
以上から、任意整理を行っても、家族や職場に知られてしまうことは、原則としてありません。

ただし、借金の滞納が一定期間継続し、債務整理の手続をせずに放置していると、債権者が裁判などを起こしてくることがあります。
そうなると、裁判所から自宅へ訴状などが郵送されてくるため、家族に借金の滞納の事実を知られてしまう可能性が高まります。
また、債権者が裁判などを経て、給与の差押えをしてくることもあり、そうなると、借金の滞納の事実が職場に知られてしまいます。
任意整理のことを家族や職場に秘密のまま進めたいのであれば、お早めに弁護士にご相談いただくことをお勧めいたします。

また、任意整理を行った場合、ブラックリストに登録されるため、完済から3~5年程度の間、クレジットカードを作ったり、住宅ローンや自動車ローンを組んだりすることができなくなってしまいます。
そのため、将来的には、配偶者などに対して、過去に任意整理を行ったことを説明しなければならないというケースもあり得ます。

借金・債務整理に関するQ&A一覧

No ご質問
1 自己破産とは?
2 民事再生(個人再生)とは?
3 任意整理とは?
4 過払い金返還請求とは?
5 消滅時効とは?
6 自己破産の同時廃止事件とは?
7 自己破産の管財事件とは?
8 自己破産の同時廃止事件と管財事件はどのように振り分けられますか?
9 免責不許可事由とは?
10 借金の原因がギャンブルや浪費でも自己破産できますか?
11 子どもが学生時代に借り入れた奨学金について、社会人になった子ども自身が遅延なく返済を継続していますが、連帯保証人・保証人になっている自分がこれから自己破産をする場合に、奨学金の一括返済を求められたり、別の連帯保証人・保証人を立てることを求められたりすることはありませんか?
12 子どもが大学・専門学校に在学中で、奨学金を利用して毎月一定額を借り入れ、私が連帯保証人・保証人になっているのですが、私がこれから自己破産をする場合でも、奨学金の利用を継続することは可能でしょうか?
13 子どもが大学・専門学校への進学を控えており、奨学金を借りることを予定していますが、私がこれから自己破産をする場合には、私は連帯保証人・保証人にはなれないのでしょうか?
14 自己破産の管財事件では予納金はいくら用意しなければなりませんか?
15 自己破産をすればすべての財産を失ってしまいますか?
16 自由財産の拡張とは?
17 自由財産の拡張において99万円を超える財産はどのように取り扱われますか?
18 自己破産をすれば家族に知られてしまいますか?
19 自己破産をすれば職場に知られてしまいますか?
20 会社員が自己破産をしても今の会社で仕事を続けることはできますか?
21 個人事業主(自営業者)が自己破産をしても事業を続けることはできますか?
22 自己破産をすればすべての借金を免除されますか?
23 小規模個人再生とは?
24 給与所得者等再生とは?
25 小規模個人再生と給与所得者等再生ではどちらを選択するべきですか?
26 民事再生(個人再生)をすれば財産を失ってしまいますか?
27 民事再生(個人再生)をすれば返済の額や期間はどのようになりますか?
28 ローンで購入した住宅を維持したままの民事再生(個人再生)は可能ですか?
29 住宅資金特別条項付個人再生をする場合の住宅に関する決まりは?
30 住宅資金特別条項付個人再生をする場合の住宅ローンに関する決まりは?
31 住宅資金特別条項付個人再生をする場合に住宅ローンの支払も軽減できますか?
32 民事再生(個人再生)をすれば家族に知られてしまいますか?
33 民事再生(個人再生)をすれば職場に知られてしまいますか?
34 任意整理をすれば家族や職場に知られてしまいますか?
35 任意整理をすれば財産を失ってしまいますか?